論文タイトル |
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単著/共著 |
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論者名 |
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掲載頁 |
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巻番号 |
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対象歌番号 |
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対象歌句番号 |
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歌作者データ |
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参考歌番号 |
104, 103, 312, 723, 724, 775, 776, 880, 969, 970, 992, 1038, 1039, 1059, 2560 |
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キーワード |
フルサト,フリニシサト,フルキミヤコ,ヰナカ,ヒナ,大伴旅人,大伴坂上郎女,大伴家持,望郷歌,田暇,庄屋,本貫地,宅,遷都,飛鳥,藤原 |
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論文要旨 |
万葉歌語「フルサト」がどうのように使用されているか、またどのような位相関係によって成り立っている語であるかを論じた論文である。まず、「フルサト」と「フリニシサト」という語の違いを分析。次に「フルサト」と「ヒナ」との関係を分析してしている。その結論は、「フルサト」「フリニシサト」は旧都・出生地・本貫地・居所に対する言葉であり、万葉歌の担い手たる律令官人のそれは原則として、畿内に限定されている。対して、「ヒナ」は、都・畿内を中心においてその他の地方を周辺に位置付ける表現であり、優越・蔑視の位相関係において成り立つ語であるとする。以上のような歌語の使われ方と、大伴家の人々のライフ・ヒストリーを重ね合わせて、万葉歌語「フルサト」のあり方を探っている。なお、本論文は上野誠『古代日本の文芸空間−万葉と葬送儀礼』(雄山閣出版、1997・11・5)に所収されている。"
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