万葉集主要論文所収歌句データベース(試作)


 論文タイトル
万葉の序歌一斑
 論文サブタイトル
―巻二・一一〇番歌をめぐって―
 単著/共著
単著
 論者名
村田右富実
 ふりがな
むらたみぎふみ
 発行年月
1991/12
 発表雑誌名
日本文学
 特集タイトル

 発行所
日本文学協会
 発行番号
462
 掲載頁
6468
 巻番号
2
 対象歌番号
110
 対象歌句番号

 歌作者データ
大津皇子
 参考歌番号
51, 129, 3830, 2763, 502, 1168, 2395
 キーワード
大津皇子,仮託,大名児,序歌,枕詞,稲岡耕二,大久保正,小島憲之,土橋寛
 論文要旨
「大名児 彼方野辺に 刈る草の 束の間も 我忘れめや」(一一〇)は歌語に「大名児」という人名を持つ歌である。また、第二・三句に序を持つという集中でも特殊な形態を持つ。本稿では、この二点の特殊性を論じることによって、当該歌が仮託歌であったことを論じた。そして、本来は「彼方」にかかる枕詞「またまつく」などが初句に存在していたであろうことを推測した。"