論文タイトル |
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単著/共著 |
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対象歌番号 |
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歌作者データ |
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参考歌番号 |
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キーワード |
いらごの島,麻続王,因幡,板来,日本書紀,常陸風土記,伊勢,文芸論,貴種流離譚,伊勢物語,東下り |
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論文要旨 |
文芸は人間が人間について問いかつ答える「形」であるということの意味を、万葉集巻一の23・24番の麻続王の歌を基に論じる。まずは麻続王の配流された「いらごの島」が現在の何処に当たるのかについて、伊勢、因幡、常陸の板来の各説について従来の見解を示す。その上で、ここではそれを決定することは出来ず、必要なのは、そこに詠まれた日本の海岸部の風土性を読むことであり、歌を見るに麻続王の思いと、それを見た時人の思いが詠み込まれ、今これを読む者にそれが提示されていると説く。この歌は麻続王や時人の全てと重なるモノではないが、全く異なるモノでもなく、ここに「文芸」の在りようが見て取れ、また歴史的事実と文芸的創作との間にもこの関係があるとする。この様な関係が歴史の流れの中で、人間の変化によって求められる新たな文芸を創作していくとも論じる。"
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