論文タイトル |
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単著/共著 |
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論者名 |
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ふりがな |
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発行年月 |
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発表雑誌名 |
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特集タイトル |
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発行所 |
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発行番号 |
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掲載頁 |
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巻番号 |
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対象歌番号 |
522, 523, 524, 525, 526, 527, 528 |
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対象歌句番号 |
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歌作者データ |
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参考歌番号 |
103, 104, 522, 523, 524, 525, 526, 527, 528, 686, 2062, 2539, 3244, 3264, 3313 |
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キーワード |
贈答歌,藤原麻呂,大伴坂上郎女,穂積皇子,相聞,本歌取り,窪田空穂 |
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論文要旨 |
万葉集中には多くの贈答歌があるが、その贈答歌が心情伝達を基にした素朴さや単純さだけで成り立つものでなく、奈良朝初期には既に文芸として表現や技巧を駆使するまでに至っていたこと論じる。それを大伴坂上郎女の歌、中でも巻四に収める藤原麻呂との贈答歌から後の本歌取りと相通じるものを認めることができることから指摘する。麻呂の贈歌523は3264番の古歌を改変しただけでなく、そこには七夕歌にみられる彦星の織姫へ寄せる心情が重ねられていると指摘し、郎女の歌はそれに答えるということが要求されたとし、それは古歌を踏まえ今の二人の在りように適した形に改めるだけでなく、贈歌の七夕歌の趣向、心情までを理解して、答えているとする。そこには古歌の利用という本歌取り的興味がこの二人にあったことし、これは詠まれる歌から考えて書く歌への変化をも示すと論じる。"
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