万葉集主要論文所収歌句データベース(試作)


 論文タイトル
白鳳万葉ということ
 論文サブタイトル

 単著/共著
単著
 論者名
徳光久也
 ふりがな
とくみつきゅうや
 発行年月
1961/3
 発表雑誌名
美夫君志
 特集タイトル

 発行所
美夫君志会
 発行番号
3
 掲載頁
102104
 巻番号

 対象歌番号

 対象歌句番号

 歌作者データ

 参考歌番号

 キーワード
白鳳万葉,天平万葉,ますらをぶり,みやび,研究態度,北山茂夫,西郷信綱,柿本人麻呂,初期万葉,記紀歌謡
 論文要旨
細分化して行く研究に対して、細分化された研究は綜合される必要を論じる。記紀万葉の場合には「白鳳万葉」と「天平万葉」という区分の下に、綜合されるのが適切ではないかと論じる。それは白鳳、天平という時代を対照した場合、明らかな性格の違いを認めることができるからと論じる。白鳳の性格評語は「ますらをぶり」、天平には「みやび」が当てはまるとする。「白鳳万葉」は「初期万葉」と「人麻呂の時代」とに分けられもするが、人麻呂の創作は一個人の資質だけで論じることはできず、そこに人麻呂を生み出した藤原宮の白鳳宮廷というものを見ることができると指摘し、飛鳥浄見原宮と藤原宮の宮廷とにもズレは存在するが、それは「天平」との対比の前では大きな差とはなり得ないとする。"