論文タイトル |
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単著/共著 |
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論者名 |
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掲載頁 |
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巻番号 |
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対象歌番号 |
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対象歌句番号 |
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歌作者データ |
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参考歌番号 |
802, 803, 900, 901, 904, 905, 906 |
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キーワード |
山上憶良,恋男子名古日歌,挽歌,伊藤左千夫,土屋文明,高橋虫麻呂,窪田空穂 |
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論文要旨 |
恋男子名古日歌については、憶良自身の子を無くした実体験を基にして詠まれたのではないかということを、歌に余所事、他人事でない迫力があることを基に指摘する。憶良の長歌には、観念的思想的または散文的な傾向が勝り、感動の乏しいものもないではないが、ここには憶良の幼児の姿態についての描写、その成長を心待ちにしていたという思い、子を失っての悲しみが切々と詠みあげられていると指摘する。そして、この様に人の死という現実を、現実のままに詠みあげるのは近代の歌人を待たねばならないことを指摘し、この歌に仏教的死生観、または日本古来の死生観が影響していることは否定できないが、それ以上に、現実的な実相に基づく感動を表現しようとする憶良の歌の世界が基盤として存在していることを論じる。"
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