万葉集主要論文所収歌句データベース(試作)


 論文タイトル
万葉と非万葉
 論文サブタイトル

 単著/共著
単著
 論者名
高木市之助
 ふりがな
たかぎいちのすけ
 発行年月
1962/7
 発表雑誌名
美夫君志
 特集タイトル

 発行所
美夫君志会
 発行番号
5
 掲載頁
110
 巻番号

 対象歌番号

 対象歌句番号

 歌作者データ

 参考歌番号
30, 31, 264, 266
 キーワード
文学論,万葉集論,石原純,科学,芸術,湯川秀樹
 論文要旨
「万葉と非万葉」とは万葉を万葉でないものとの関係において捉えようとすることで、万葉を対象とする文学論乃至文学研究における一つの方法論であるとし、またこのような方法論的課題は万葉それ自体の中においても相聞と挽歌、人麻呂と赤人など或るモノとそうでないモノとの対比は常に行われてきたとする。対比とは他者との断絶であり、これは逆に連続の原理の別の方法論により裏打ちされる必要があると説く。相聞と挽歌との対立の中には、人麻呂という同一人物の歌を含むのであり、そこに連続する人麻呂の理解が同時に行われる必要があるとする。そしてこれらの方法論的構造を二重三重に積み重ねた所に「万葉と非万葉」が現れて来ると論じる。"