論文タイトル |
萬葉集、巻第七・一四〇三番歌の「神」の訓をめぐって |
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論文サブタイトル |
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単著/共著 |
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論者名 |
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巻番号 |
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対象歌番号 |
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対象歌句番号 |
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歌作者データ |
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参考歌番号 |
17, 18, 156, 157, 202, 259, 265, 422, 712, 1095, 1118, 1119, 1226, 1517, 1684, 1773, 1814, 1927, 2222, 2309, 2417, 2981, 3014, 3228, 3229, 3363, 3840, 4148, 4243, 紀15, 紀16, 紀17 |
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キーワード |
表記,神,ミワ,祝(はふり),杉,西宮一民,常陸国風土記,古事記伝 |
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論文要旨 |
1403番歌の第2句「神之祝」については、カミノハフリと訓む説とミワノハフリと訓む説の両説があった。この歌において、「神」の文字はカミ・ミワ、いずれで訓んでも、歌意は通じる。このような場合に、ミワと訓ませるため「神」と表記すれば、訓み手には必ず混乱を生じさせることになるため、そのような文字遣いを避けるのではないかという見通しを立てた。実際に、萬葉集のミワの表記を見ると、一字一音の表記が多く、「神」でミワと訓むのが確実なのは人名(氏族名)に止まる。1403番歌の内容を検討すると、ミワと訓む根拠には幾分乏しいと考え、「神の祝(カミノハフリ)」という表現が『常陸風土記』にあるところから、カミノハフリと訓むべきであるという考えを示した。"
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