万葉集主要論文所収歌句データベース(試作)


 論文タイトル
万葉集長歌の字足らず
 論文サブタイトル

 単著/共著
単著
 論者名
大島信生
 ふりがな
おおしまのぶお
 発行年月
1983/6
 発表雑誌名
皇学館論叢
 特集タイトル

 発行所
皇学館大学人文学会
 発行番号
16-3
 掲載頁
3658
 巻番号

 対象歌番号

 対象歌句番号

 歌作者データ
 
 参考歌番号
 
 キーワード
長歌,字足らず,対句,歌謡性,時代性,枕詞,長歌の終末部,地名,動詞の連用形,音数整合表現,音数不整合表現
 論文要旨
万葉集の長歌の字足らずの様相と、その原因について考察したもの。字足らず句を生じる原因は、まず時代性・歌謡性が挙げられる。それは時代が下るに従って、歌謡性が薄くなって5音・7音の意識が強くなるということを意味する。さらに、時代性・歌謡性と関わりながら、終末部である場合、対句の見られる場合、枕詞の見られる場合、名詞−特に地名−の見られる場合、動詞−特に連用形−の見られる場合などに、字足らず句が現れることを指摘した。なお、積極的理由に乏しいものもあるが、それがただちに改訓を意味するものではないことも付言した。"