万葉集主要論文所収歌句データベース(試作)


 論文タイトル
万葉集はよめるか
 論文サブタイトル

 単著/共著
単著
 論者名
亀井孝
 ふりがな
かめいたかし
 発行年月
1964/6
 発表雑誌名
美夫君志
 特集タイトル
萬葉研究連合大會特輯
 発行所
美夫君志会
 発行番号
7
 掲載頁
170177
 巻番号

 対象歌番号

 対象歌句番号

 歌作者データ

 参考歌番号
1, 1275, 2453
 キーワード
万葉集,漢字,よみ,表記,音,訓,表意,表音,漢字文化圏,訓詁
 論文要旨
”万葉集はよめるか”と題し、二つの点について論じる。一つは、個々の作品なり巻々が特徴として持つ、それぞれに固有の文字表現、これをそれ自体それに独自のスタイル(様式)として見た場合、そこに考えられる作品理解の問題である。初めて漢字という文字と触れた日本人が、如何様にその文字を用いて歌を書いたのかといことに目を向けるべきと、漢字仮名交じりで万葉集を読む者に注意を促す。二つ目は、古代という遠い時代の背景とそれに対する作品という前景との相互の関係から出てくる問題について論じる。一つの語は、そこに多くの微妙な意味の差異を持つ。それを決定するのは非言語的文脈であって、特に古代にあってはそこに注意して、語の意味を決定し読む必要があると論じる。 "