万葉集主要論文所収歌句データベース(試作)


 論文タイトル
万葉集巻第八、一五六〇番歌「始見之埼」について
 論文サブタイトル
 
 単著/共著
単著
 論者名
大島信生
 ふりがな
おおしまのぶお
 発行年月
1985/10
 発表雑誌名
皇学館論叢
 特集タイトル

 発行所
皇学館大学人文学会
 発行番号
18-5
 掲載頁
23 35
 巻番号
8
 対象歌番号
1560
 対象歌句番号
1560-2
 歌作者データ
大伴坂上郎女
 参考歌番号
44, 73, 219, 235, 293, 334, 992, 1549, 1561, 2832, 3235
 キーワード
大伴坂上郎女,始見之埼,跡見,字足らず,誤写
 論文要旨
1560番歌の第2句「始見之埼」については、その本文や訓については諸説がある。本文について、「跡見」(トミ)や「始兄」(ハツセ)などの誤字説がある。また本文「始見」とするものも、ミソメやハツミなど、説の分かれるところである。本文については、写本に異同のないところから、誤写の可能性はきわめて低く、本文「始見」とすべきことを説いた。さらに、訓についてもハツミとすべきことを述べた。また、比定地の問題についても触れ、「跡見の田庄」を桜井市外山付近に、「始見之埼」については、一案として慈恩寺の西、金屋の東付近とする説を出した。"