万葉集主要論文所収歌句データベース(試作)


 論文タイトル
原万葉
 論文サブタイトル

 単著/共著
単著
 論者名
中西進
 ふりがな
なかにしすすむ
 発行年月
1964/6
 発表雑誌名
美夫君志
 特集タイトル
萬葉研究連合大會特輯
 発行所
美夫君志会
 発行番号
7
 掲載頁
8099
 巻番号

 対象歌番号

 対象歌句番号

 歌作者データ

 参考歌番号

 キーワード
萬葉集,編纂,編集,巻一,大伴家持,長皇子,志貴皇子,題詞,歌群,徳田浄,澤瀉久孝,笠金村集,編纂資料
 論文要旨
万葉集の編纂過程を特に巻一に限定して論じる。ここでは題詞様式の異なりは、本とした資料の区別によるものとの前提を認め、1〜49番歌を原万葉とし、その上で、50番歌以後の題詞の様式を区分して行くと、先行する三種の違いに沿った違いが認められる。その三種は資料の違いによるもので、それぞれ別の時期に増補、追補されたものとする。そこに採られた歌を見て行くと、長皇子と志貴皇子の系統の人々の関連が認められる。この二皇子の系統は共に文雅への傾倒深く、そこには先学が論じる程には家持の巻一への関与を考えることはできないとする。結果、長皇子の息の邑知王を原万葉の増補・追補の中心とみ、時期としては宝亀年間になされたもと論じる。"