論文タイトル |
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巻番号 |
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対象歌番号 |
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対象歌句番号 |
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歌作者データ |
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参考歌番号 |
1, 109, 362, 509, 583, 590, 800, 1726, 1740, 1800, 2006, 2370, 2401, 2407, 2441, 2497, 2506, 2507, 2531, 2613, 2639, 2696, 2700, 2710, 2747, 3076, 3080, 3177, 3285, 3318, 3336, 3339, 3374, 3425, 3469, 3488, 3730, 3780, 4011, 記77, 新古今232 |
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キーワード |
澤瀉久孝,古写本,本居宣長,万葉集古義,民謡,夕卜,卜占,言霊信仰 |
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論文要旨 |
2370番の歌の四、五句目の訓について論じる。従来は四句を「ミチユクヒトノ」、又は「ミチユクヒトニ」とし、五句目は「コトモツゲナク」と訓ずる。しかし、万葉集私注が「道行く人」の意味を道卜と見ることを評価し、下の句「路行人 事告無」を道卜、夕卜として訓を考えるべきことを説く。そのように考えるならば、万葉集中では占卜に関しては、多くその発言行為は「ツグ」ではなく「ノル」とされていることを指摘し、「告」を「ノル」と訓むことも可能とし、結果「路行ク人ノコトモノラナクニ」と訓ずる。歌の意としては、男の訪れを明らかにはもちろん、占いにさえ見ることができない待つ女の、男をつれなく思う心情が詠み込まれていると指摘する。"
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