万葉集主要論文所収歌句データベース(試作)


 論文タイトル
千村仲雄と「泳宮考」
 論文サブタイトル

 単著/共著
単著
 論者名
岡田稔
 ふりがな

 発行年月
1966/1
 発表雑誌名
美夫君志
 特集タイトル

 発行所
美夫君志会
 発行番号
9
 掲載頁
8793
 巻番号

 対象歌番号

 対象歌句番号

 歌作者データ

 参考歌番号
3242
 キーワード
千村仲雄,日本書紀,景行紀,木曽,美濃,尾張,国学,田中大秀,鈴木朖,本居宣長,泳宮考
 論文要旨
本稿は、千村仲雄及び彼の著した『泳宮考』について解説する。仲雄は江戸後期美濃の旗本で好学の士で、鈴木朖と交友を持ち、本居宣長に私淑し、春庭に師事した。また彼の子孫は好学の士を多く輩出する。仲雄は、景行紀にある「泳宮の宮」の伝承地について論じた『泳宮考』なる書を、文政元年以前に著する。そこには、久々利が美濃の可児郡であることを論じ、書紀の本文について一句一句詳細な注を加え、続いて万葉集の3242番の歌についても詳細な注を加える。『泳宮考』によれば、「泳(ククリ)」とはその地が水量の豊富なことによるもので、「潜」と同じとする。また「美濃山」の所在についても上久々利の洞山とする。もっともこれは誤りであろうと論じる。"