万葉集主要論文所収歌句データベース(試作)


 論文タイトル
万葉集の名義と成立
 論文サブタイトル

 単著/共著
単著
 論者名
伊丹末雄
 ふりがな
いたみすえお
 発行年月
1966/12
 発表雑誌名
美夫君志
 特集タイトル

 発行所
美夫君志会
 発行番号
10
 掲載頁
1129
 巻番号

 対象歌番号

 対象歌句番号

 歌作者データ

 参考歌番号
978, 4054, 4058, 4064
 キーワード
万葉集,橘諸兄,大伴家持,聖武天皇,元正太上天皇,田辺福麻呂,編集,編纂,続日本紀
 論文要旨
万葉集の名義とその成立について論じる。まず万葉集の編纂は天平十八年(七四六)に企図され、その中心には橘諸兄がおり、さらには元正太上天皇もしくは聖武天皇の関与もみられるとする。その諸兄の下で直接編纂に携わったのが大伴家持であると結論づける。「万葉集」の意味するところは、続日本紀を見れば、聖武帝や諸兄の周りには「千葉相伝」、「千秋万歳」や「万代」との長久に関する言葉が多く見られ、特に諸兄には自身の政を担当した時代が成代として後世へと受け継がれることを望んでいた傾向が見られるとし、結果その名義を「(多くの歌を収めた)末長く伝わってほしい歌集」とする。 "