万葉集主要論文所収歌句データベース(試作)


 論文タイトル
万葉集に於ける音仮名表記普通名詞に就いて
 論文サブタイトル
序説として巻一・巻二の場合
 単著/共著
単著
 論者名
稲岡耕二
 ふりがな
いなおかこうじ
 発行年月
1966/12
 発表雑誌名
美夫君志
 特集タイトル

 発行所
美夫君志会
 発行番号
10
 掲載頁
5165
 巻番号

 対象歌番号

 対象歌句番号

 歌作者データ

 参考歌番号

 キーワード
用字,表記,書記,訓字,音仮名,音仮名表記普通名詞,戯書,万葉集巻一,万葉集巻二,古事記,音注,編者,訓読
 論文要旨
万葉集の訓仮名表記が中心である巻々の中で用いられている音仮名表記の普通名詞について論じる。これは訓字表記を表記の中心的記述としながら、なぜそこに音仮名で名詞が表記されたのかということから、万葉集における表記意識、用字法を考えようとするものである。ここでは巻1・2に限定し考察を加えるが、音仮名表記名詞はそれぞれ全体の7.7、4.8%でしかない。さらにその多くが、音仮名表記に意味が見出せるとする。結果的に、訓字表記主体の中の音仮名表記には、そこに表記者の何らかの意図があってのことであり、何故これが音仮名で表記されているのかを考えることが、歌の理解につながるものであると論じる。"