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単著/共著 |
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対象歌番号 |
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歌作者データ |
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参考歌番号 |
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キーワード |
笠井清,釜田喜三郎,高木市之助,犬養孝,福田良輔,沢瀉久孝,渡瀬昌忠,川口常孝,倉野憲司,吉永登,折口信夫,宗祇,貝原益軒,武田祐吉,扇畑忠雄,志賀山の伐採,観世音寺造営 |
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論文要旨 |
志賀白水郎歌の中の一首である万葉集巻十六・三八六二の歴史的背景に関して考察する。本稿は志賀の山の伐採について、「歌そのものは伐採されつつある現実の志賀の山を契機として生まれた」とする高木市之助氏の説に賛同し、その伐採とは、大宰府に官寺として建立されつつあった観世音寺の造営の為に筑紫地方の方々の山々で行われていた伐採であろうと推定する。そして、志賀山で伐採された材木は博多湾に注ぐ那珂川を遡り、那珂川と三笠川の合流地点から更に三笠川を遡り大宰府まで運ばれたであろうことを述べて、一首の背景には、朝廷が社会秩序の確立や民生の安定をはかろうとした観世音寺造営という歴史的事実があったことを論じている。"
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