論文タイトル |
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論文サブタイトル |
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単著/共著 |
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論者名 |
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ふりがな |
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発行年月 |
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発表雑誌名 |
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特集タイトル |
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発行所 |
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発行番号 |
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掲載頁 |
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巻番号 |
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対象歌番号 |
1812, 1814, 1815, 1816, 1817 |
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対象歌句番号 |
1812-4,1814-4,1815-5,1816-5,1817-5 |
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歌作者データ |
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参考歌番号 |
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キーワード |
霏微,霏D42492,柿本人麻呂歌集,タナビク,芸文類聚,蒋翊,梅原猛,吉川幸次郎,大坪併治,銭稲孫,霞霏微,万葉語,語性,盛唐詩,仏典語 |
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論文要旨 |
『上代日本文学と中国文学』・「万葉用字考証実例(四)」(『万葉集研究』第七集)において先に論じた「霏微」を再考する。人麻呂歌集はタナビクに「霏微」の字を使用する。漢籍の「霏微」は雨雪雲霜などが降るといった動きのある自然現象の形容を示す語であり、万葉の「霏微」とは意味上、静と動との差がある。吉川幸次郎氏は万葉の例を「霏微」の意の拡張解釈であると述べており、著者も氏に賛同しつつ、漢籍において煙霧雲煙の形容に「霏微」が使用されることから同じ類の「霞」にも適用できることや、漢訳では「霞流」と表記するところを「霞霏微」としたところに人麻呂の見解があると論じ、最後に語性の重要性について説いている。"
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