万葉集主要論文所収歌句データベース(試作)


 論文タイトル
万葉集の露
 論文サブタイトル
人麻呂の表現とその背景
 単著/共著
単著
 論者名
寺川真知夫(寺川眞知夫)
 ふりがな
てらかわまちお
 発行年月
1993/3
 発表雑誌名
美夫君志
 特集タイトル

 発行所
美夫君志会
 発行番号
46
 掲載頁
1429
 巻番号
2
 対象歌番号
105, 107, 131, 138, 195, 217, 316, 785, 885, 1081, 1241, 1269, 1375, 1617, 1994, 2033, 2095, 2174, 2179, 2181, 2182, 2186, 2187, 2200, 2240, 2253, 2395, 2433, 2469, 2688, 2690, 2691, 3038, 3039, 3040, 3042, 3043, 3044, 3933, 4214
 対象歌句番号

 歌作者データ
柿本人麻呂
 参考歌番号

 キーワード
露,文選,仏典,沾る,霑る,置く,露命
 論文要旨
露と日本文学の関係は深いが、古代歌謡にはみえず、万葉集になって多くみえる。露の多様な表現は日本人の生活体験が『文選』などを触媒とし、文学的表現として結実したのである。万葉集の「露に沾る・霑る」の表現、仏教的な人生を露にたとえる表現は『文選』詩の影響であるが、「露置く」などは人麻呂が用いたバリエイションである。これら諸点に注目し、万葉の露の表現史を辿った(美夫君志会一九九二年度大会招待研究発表に基づく)。"