万葉集主要論文所収歌句データベース(試作)


 論文タイトル
山川隔(へな)る恋
 論文サブタイトル
中臣宅守と狭野弟上娘子
 単著/共著
単著
 論者名
広岡義隆(廣岡義隆)
 ふりがな
ひろおかよしたか
 発行年月
1997/8
 発表雑誌名
万葉集相聞の世界・恋ひて死ぬとも
 特集タイトル

 発行所
雄山閣出版
 発行番号

 掲載頁
86101
 巻番号
15
 対象歌番号
3723, 3724, 3725, 3726, 3727, 3728, 3729, 3730, 3733, 3741, 3743, 3744, 3745, 3747, 3748, 3750, 3752, 3753, 3754, 3755, 3756, 3757, 3761, 3763, 3764, 3769, 3770, 3772, 3773, 3774, 3775, 3776, 3777, 3778, 3779, 3780, 3781, 3782, 3783, 3784, 3785
 対象歌句番号

 歌作者データ
中臣宅守,狭野弟上娘子
 参考歌番号

 キーワード
往復書簡,萬葉集目録,流罪,味真野,獄令,激情放物線,歌ノート,用字,表記,花鳥詠,中川幸廣
 論文要旨
萬葉集巻第十五後半部に載る中臣宅守と狭野弟上娘子の歌群について考察した論考である。その資料性を検討し、当歌群を虚構ではない両者の実作と認定した上で、罪人宅守と留京の娘子との交流の相を分析検討したものである。両者の相聞贈答を天平十二年三月から六〜七月にかけての数ケ月間のやりとりと認定し(宅守の配流期間は一年半)、その贈答実態を「激情放物線」と断じたものである。従来軽く見られている罪人としての側面をクローズアップし、その生涯を歴史背景から描いてもいる。"