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対象歌番号 |
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歌作者データ |
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参考歌番号 |
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キーワード |
アタユマヒ,あた―,コトヨリニ,母音交替による同義語の造語法,異,片,里,万葉仮名の字音の変遷,防人歌の用字法,下総国の防人歌の用字 |
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論文要旨 |
4382番歌第三句「阿多由麻比」について、アタが「急」を意味し、「アタユマヒ」はアタヤマヒの訛であり、「急病」の意とする。114番歌第三句「異所縁」はコトヨリニとカタヨリニと訓む説に分かれる。論者は、陰性母音のオ列乙類の母音〔 〕は陽性母音のア列母音〔 〕と母音交替して、同義語を構成する造語法を適用して、koto〜kataという対応を考える。「異」は音のみを借り、「片」と同義を示すと考える。4390番歌第四句の「去々里」は「ココリ」と訓まれ、「心」の訛とされているが、中国音韻史に応じたわが国の万葉仮名の字音の変遷、防人歌の国毎の用字法の特色を考え併せ、下総国の防人部領使は、「里」の字を「ロ」の乙類に用いたのではないかとする。"
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