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論文要旨 |
言語社会を共通にもたない、上代人の書いた万葉集を訓むということについて、万葉集の言語や文字表記の在り方に触れつつ、万葉集の解読にむけて、直接その文字体系を分析することを中心として到達されるべきものであるとの考えを示す。訓むことを可能にする訓み方として、人間の言語を記号の体系とする立場から、万葉集を訓むために集中の例にあたるなどの意義を認め、いかに訓むものかを問いかける。"
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