論文タイトル |
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単著/共著 |
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論者名 |
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掲載頁 |
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巻番号 |
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対象歌番号 |
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対象歌句番号 |
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歌作者データ |
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参考歌番号 |
526, 599, 2297, 2441, 2534, 2565, 2730, 2893, 2909, 3244, 3251, 3615 |
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キーワード |
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論文要旨 |
巻1・20,21の額田王と大海人皇子の贈答歌について、各句を考察し、歌意を明らかにする。20番歌では、歌の構成に着目し、従来の多くの説が、第4,5句を倒置と解して、その影響から、第2,3句を第5句に続けようとするのに対し、語法からの検証に、作者の自然な感情の流れの考慮を加え、4句までで、ただ不安の気持ちを投げ出しておいて句を切り、結句に至って初めて「君が袖ふる」と係詞を上に持たない連体止めで詠嘆の意をこめると解釈する。21番歌では、第4句「ゆゑに」を特に問題のある語として取り上げ、一部で行われる「なるものを」という解釈を、歌語の解釈のあり方や、集中における句のつながり方を考察した上で否定。さらに、原因、目的のどちらともとれる「のために」や、理屈に堕ちいりがちな「だから」という訳も不適切であるとし、そのままでも十分理解できる「ゆゑに」はそのままに味わうべきであると論じる。"
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