万葉集主要論文所収歌句データベース(試作)


 論文タイトル
かけておもふ
 論文サブタイトル

 単著/共著
単著
 論者名
阪倉篤義
 ふりがな
さかくらあつよし
 発行年月
1952/10
 発表雑誌名
萬葉
 特集タイトル

 発行所
萬葉学会
 発行番号
5
 掲載頁
7778
 巻番号

 対象歌番号

 対象歌句番号

 歌作者データ

 参考歌番号
6, 535, 998, 1818, 3172, 3787, 3878, 4464
 キーワード
かく,懸,繋,繋念,係念,けさう,懸想,かけてしのふ,かけておもふ
 論文要旨
字義の異なる「懸」「繋」は、集中では同様に「かく」とよまれるが、国語の「かく」にも、字義に相応する意味の差があり、「懸」の字が当てられる「かく」が、空間的乃至時間的に距たったもの、今ここに存しない遙かなものによりどを求め、それをあてにして心を寄せる不安定な心情を表し、「繋」の字が当てられる「かく」は相互の関わり合い、つながりを表現することを指摘する。また、集中の「懸而しのひつ」「懸思はぬ」の意味についても、どこまでも主体の立場を失わず、寧ろ相手をこちらに結びつけようとする態度をいう漢語「繋念」「係念」に対して、自らの魂が遙かにあくがれ出て、想う相手に寄りそってしまった状態をいうことを明らかにした。 "