論文タイトル |
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論者名 |
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掲載頁 |
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巻番号 |
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対象歌番号 |
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対象歌句番号 |
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歌作者データ |
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参考歌番号 |
50, 95, 158, 183, 825, 831, 829, 897, 2281, 3601, 3736, 3851, 3910, 4080, 4014, 4066, 4129, 4268, 4303, 4331, 4125, 4375, 記60, 紀96, 紀103 |
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キーワード |
助動詞,タリ,テアリ,アリ,存在詞,完了,存続,字余り,韻文,散文,宣命 |
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論文要旨 |
存在詞「アリ」と「テ」とが融合した「タリ」について、その発生状況について論じる。記紀歌謡と萬葉集でのその使用例からして、タリはテとアリから生じたものとし、タリが歌の字余りに関与しないことから、タリは歌詞を整えるために歌謡の中における音約から生じた韻文的用語(歌語)の可能性を指摘する。宣命でのタリとテアリの出現数からもそのことが窺えるとする。タリとテアリと活用形の数を対比させた時、歌も宣命も連体形が体言に接する時には一様にタルとなることが知られるとし、形容詞的修飾の職能を先行動詞に付与するものと見ることが出来るとする。タリはナリ等に比べ、その発生は遅れるとみられるが、その発達は急激であり、タリの持つ効用とその頻度に関係するとする。"
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