万葉集主要論文所収歌句データベース(試作)


 論文タイトル
露霜攷
 論文サブタイトル

 単著/共著
単著
 論者名
武智雅一
 ふりがな
たけちまさかず
 発行年月
1953/4
 発表雑誌名
萬葉
 特集タイトル

 発行所
萬葉学会
 発行番号
7
 掲載頁
2228
 巻番号

 対象歌番号

 対象歌句番号

 歌作者データ

 参考歌番号
64, 105, 131, 138, 199, 324, 443, 466, 651, 971, 1047, 1116, 1123, 1434, 1580, 1589, 1595, 1600, 2127, 2170, 2178, 2189, 2240, 2252, 2253, 2257, 2330, 2395, 3036, 3037, 3043, 3382, 3625, 3691, 3699, 3935, 4011, 4096, 4160, 4211, 古今224, 新古今1025, 続古今521, 1697, 続拾遺645, 新後撰421
 キーワード
露霜,都由之毛,都由思母,人麿,つゆしも,露,霜,つゆじも,寒露説,早霜説,枕詞,借字,じもの,薄霜,譬喩,置く,負ふ,詠露,霜雪,ふる,降露之,オクツユノ,ヲクツユノ,フルツユノ,オクツユノ,降,オク,慣用的歌語,沾れる,濁音仮名,之,思,伊知之路久,いち,清音仮名,ツユシモ
 論文要旨
集中、一般に「つゆじも」と訓まれているもには、「露霜」「都由之毛」「都由思母」の表記が当てられている。これらの用例をいずれも「つゆしも」と「し」を清音に訓んで、「露」と「霜」の二物と見るべきか、それとも「つゆじも」と「じ」を濁音に訓んで、ただ「露」とか「霜」とかの一つを指したと見るべきか、歌意の面からの考察、また仮名書例における「シ」の表記による検討を行い、「つゆしも」と「し」を清音に訓み、「露」と「霜」の二物を表す慣用的歌語であることを究明した。"