論文タイトル |
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単著/共著 |
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論者名 |
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掲載頁 |
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巻番号 |
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対象歌番号 |
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対象歌句番号 |
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歌作者データ |
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参考歌番号 |
巻10・1900, 巻18・4036, 4037, 4039, 4040, 4042, 4134, 4174, 巻19・4238 |
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キーワード |
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論文要旨 |
巻18・4041は、既に巻10・1900「寄花歌」として採録されていおり、巻頭より続く越中の家持館で開かれた使者田邊福麻呂を迎える饗宴の折の歌々の中で、珍客福麻呂によって誦詠された古歌と考えられる。しかし、題詞の春三月二十三日の詠によるには、梅の花期が季節はずれであり、また連作歌中の「藤波の咲き行く見れば」(4042)の時節と相違することから、ここに「梅の花咲き散る園」の古歌が誦詠された理由を探る。越中の布勢湖畔と比定される土地に「園」の地名が古くから伝わることを提示し、福麻呂は宴席で翌日遊覧する布勢湖について見聞した際、「園」の名から「梅の花咲き散る園」を起想し、期待をよせる心を、「君が使を片待ちがてら」に重ね合わせて誦じたもので、当意即妙の才を発揮して主人の勧誘に快諾を与えるために詠み出されたと考察する。"
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