論文タイトル |
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巻番号 |
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対象歌番号 |
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対象歌句番号 |
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歌作者データ |
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参考歌番号 |
207, 1797, 2487, 3305, 3309, 古今268 |
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キーワード |
越野過去,横山英,「一云」・「或云」などの注記と本文との関係,過ぐ,「者」と「去」の誤写,木下正雄,仮定条件 |
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論文要旨 |
195番歌第四句の「越野過去」の訓義について考察する。この句は諸本の本文に異同がなく、金沢本以下の古訓では皆「コスノヲスギテ」であるが、字面から「テ」を補読することは無理である。この歌には「一云」という注記があり、本文と注記が同一になる訓は集中他に見えないことから、この句の訓には制約がつけられており、様々な訓や解釈が試みられる。筆者は、集中集十箇所に亘って見られる、「者」と「去」の誤写を指摘し、195番の本文を「越野過者」に改め、「ヲチノニスギバ」と訓み、「越智野におかくれになった以上は」と無句絶の歌と解釈すべきであろうと論じる。"
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