万葉集主要論文所収歌句データベース(試作)


 論文タイトル
「三袖」存疑
 論文サブタイトル

 単著/共著
単著
 論者名
佐竹昭広
 ふりがな
さたけあきひろ
 発行年月
1953/7
 発表雑誌名
萬葉
 特集タイトル

 発行所
萬葉学会
 発行番号
8
 掲載頁
6364
 巻番号
13
 対象歌番号
3280
 対象歌句番号
3280-19
 歌作者データ

 参考歌番号
973, 2667, 4094
 キーワード
石坂正蔵,敬称の接頭語ミ,二袖
 論文要旨
3280番歌第19句にみえる「三袖」について論じる。石坂正蔵氏は上代では主として、体言に続いた敬称の接頭語ミが、尊敬の対象に対する言語主体の“たたへごころ”を表すものであることを明らかにされたが、3280にみえる「三袖」は作者自身の袖を指しており、異例である。作者自身の事物にミをつけて詠んだものも見られるが、全て天皇の発言の形式をとったものであり、当該歌とは事情を異にする。そこで、筆者は「三袖」は「二袖」の誤りで、マソデと訓み、「左右の両袖」の義に解すべきであることを述べる。"