万葉集主要論文所収歌句データベース(試作)


 論文タイトル
万葉貴族の生活圏
 論文サブタイトル
万葉集の歴史的背景
 単著/共著
単著
 論者名
薗田香融
 ふりがな
そのだこうゆう
 発行年月
1953/7
 発表雑誌名
萬葉
 特集タイトル

 発行所
萬葉学会
 発行番号
8
 掲載頁
922
 巻番号

 対象歌番号

 対象歌句番号

 歌作者データ

 参考歌番号
171, 723, 759, 990, 1464, 1549, 1569, 1592, 1619, 1625, 1638, 1629, 2221, 2302, 3183, 3223, 3230, 3837, 3916, 4117, 4260, 4294
 キーワード
奈良朝,貴族,歴史学,大宮人,天人,都方人,みやこ,時代,宅,ゐなか,庄,荘園,大伴氏,島宮,両貫性
 論文要旨
万葉集形成の主体であった奈良朝の官人貴族の生活の実相について歴史の面から考察し、様々の史料から、大宮人にとって「みやこ」に居住することは一種の特権であり光栄であったことを推察した。また大宮人は京師内に「宅(いへ)」を有し、消費面で生活の根拠となっており、京師外の宅「庄(たどころ)」がある「ゐなか」は生産的な生活の場所であったことを指摘した。大伴氏の庄が跡見・竹田であったように皇室の本貫は島宮であったことが万葉集などの史料からも知られ、「みやこ」を志向しつつ「ゐなか」に根を下ろしていた大宮人の両貫性が、奈良朝文学の隆盛の理由のひとつであるとした。"