万葉集主要論文所収歌句データベース(試作)


 論文タイトル
澤瀉久孝博士著「萬葉小徑 三」を讀む(沢瀉久孝博士著「万葉小径 三」を読む)
 論文サブタイトル

 単著/共著
単著
 論者名
倉野憲司
 ふりがな
くらのけんじ
 発行年月
1953/10
 発表雑誌名
萬葉
 特集タイトル

 発行所
萬葉学会
 発行番号
9
 掲載頁
6163
 巻番号

 対象歌番号

 対象歌句番号

 歌作者データ

 参考歌番号
4, 11, 15, 16, 91, 92, 254, 268, 269, 489, 925, 1418, 1607, 1817, 1829, 1868, 1917, 1998, 1999, 2009, 2395, 2911
 キーワード
澤瀉久孝(沢瀉久孝),萬葉(万葉),訓詁,解釈,沙,紗,置末勿勤,はしにおくなゆめ,偲ぶ,忍ぶ
 論文要旨
澤瀉久孝(沢瀉久孝)氏の万葉学が訓詁の学であることを述べ、その特色として、「語の用例を渉獵して、あくまで客観的・帰納的に訓釈が施されていること」「従来の諸説を批判検討して、取るべきは取り、捨てるべきは捨てていること」「特に語法を重んじ、語法に即して正確な訓釈を施そうと努めていること」の三つをあげる。本書に収められた二十篇については、試案・推測にとどまるものも見られるが、その多くが明快・堅実であり、示唆に富む論攷であると評した。しかし、考証が多岐に亙るため、主題から論が遠ざかる傾向にあることも否めないとし、「今少し求心的であったならば」との希望も記した。"