万葉集主要論文所収歌句データベース(試作)


 論文タイトル
巻十四の「中麻奈」
 論文サブタイトル

 単著/共著
単著
 論者名
都竹通年雄
 ふりがな
つづくつねお
 発行年月
1953/10
 発表雑誌名
萬葉
 特集タイトル

 発行所
萬葉学会
 発行番号
9
 掲載頁
3236
 巻番号
14
 対象歌番号
3401
 対象歌句番号
3401-1
 歌作者データ

 参考歌番号
3400
 キーワード
中,千曲川,ナ
 論文要旨
3401番歌の初句「中麻奈」は従来ナカマナと読まれているが、その意味については諸説まちまちである。著者はまず、巻14の表記方法から、「中」は音で読むべきであると考える。「中」の奈良時代の字音***をチグに当てたとし、中麻奈はチグマナと読むべきであるとする。次に、チグマナとは3400番歌に詠まれるチグマノカハ、すなわち千曲川であると考える。そして、チグマナのナはアイヌ語の川(ナイ)という意味の語根が地名に残ったものであろうと論じる。"