万葉集主要論文所収歌句データベース(試作)


 論文タイトル
手玉鳴裳
 論文サブタイトル

 単著/共著
単著
 論者名
佐伯梅友
 ふりがな
さえきうめとも
 発行年月
1954/1
 発表雑誌名
萬葉
 特集タイトル

 発行所
萬葉学会
 発行番号
10
 掲載頁
5556
 巻番号
11
 対象歌番号
2352
 対象歌句番号
2325-1,2325-2,2325-3
 歌作者データ

 参考歌番号
1047, 1778, 1779, 1808, 2405, 2641, 2951, 3546, 3957, 4229, 4491
 キーワード
ならす,鳴
 論文要旨
1〜3句の訓について新校の初版では、「新室をふみしづむ子し手玉鳴らすも」と訓んだが、改訂版では「新室をふみしづむ子が手玉鳴るも」と訓んだ根拠について論じる。集中の用例では、「ならす」が「平す」の意でしか用いられず、音を立てるの意では、「なす」を用いたことを指摘し、「鳴らす」を否定した。「鳴す」ではなく、「鳴る」とよんだのは、「鳴っている」というように言ったほうがよいと考えたからである。"