万葉集主要論文所収歌句データベース(試作)


 論文タイトル
湯原王打酒歌評釋の試み(上)
 論文サブタイトル

 単著/共著
単著
 論者名
橋川時雄
 ふりがな
はしかわときお
 発行年月
1954/4
 発表雑誌名
萬葉
 特集タイトル

 発行所
萬葉学会
 発行番号
11
 掲載頁
2834
 巻番号
6
 対象歌番号
989
 対象歌句番号

 歌作者データ
湯原王
 参考歌番号

 キーワード
打酒歌,絶句
 論文要旨
巻6・989の「打酒歌」を評釈するにあたり、一首を絶句にして書き改め、再び二首の和歌に作り替えて評釈される句境を示す。初句「燒刀」が枕詞として門、稜にかかり、それぞれ門出もしくは大刀のかどを表し、二句「打放」はウチハラヒと訓んで門出の祓えを意味する古俗であると指摘。続く三句「大夫之」の之はガと訓んで音楽性を断つも、唐の絶句が辿ったのと同様に新たな詩的感情表現の展開をみせていると論ずる。"