万葉集主要論文所収歌句データベース(試作)


 論文タイトル
湯原王打酒歌評釋の試み(下)
 論文サブタイトル

 単著/共著
単著
 論者名
橋川時雄
 ふりがな
はしかわときお
 発行年月
1954/7
 発表雑誌名
萬葉
 特集タイトル

 発行所
萬葉学会
 発行番号
12
 掲載頁
4351
 巻番号
6
 対象歌番号
989
 対象歌句番号

 歌作者データ
湯原王
 参考歌番号

 キーワード
打酒,撃牛灑酒,牛酒,寒山,陶淵明,釋慧遠
 論文要旨
中国では牛を肴に酒を飲む「牛酒」なる饗宴の儀礼や民間慣習があるが、漢代では酒に酔って唱い踊り、今日明日を占い喜ぶ様が「撃酒」「D40106酒」の用語で表され、打酒文学の典型が生まれた。初唐寒山の打酒詠詩眠の詩を例に、酒に酔って眠る様、酒屋の主人を主題とするもの、博銭詁酒の句境など打酒文学の持つ意味合いを示し、その手法が万葉集の湯原王打酒歌に及んでいると指摘。打酒詩は俗調を帯びた戯作平民文学であり、旅路で酒を酌み酔って野外の月や草木鳥獣を愛でながら家郷を偲ぶところに湯原王の創意をおちつかせる。"