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巻番号 |
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対象歌番号 |
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対象歌句番号 |
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歌作者データ |
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参考歌番号 |
28, 94, 150, 214, 287, 428, 794, 880, 886, 1202, 1629, 2126, 2136, 2368, 2513, 3188, 3309, 3329, 3346, 3412, 3420, 3480, 3515, 3539, 3569, 3578, 3600, 3601, 3622, 3688, 3691, 3969, 4008, 4011, 4106, 4403, 古今集529, 貫之集804, 曾丹集453 |
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キーワード |
向南山,カムナミヤマ,カムナヤマ,キタヤマ,向南風,北風,山陽,誤字,カツラギニ,小島憲之,毛詩,陽,陰,陳,陣,ツラナル,タナヒク,蒙,青雲,吉井巖(吉井巌),粂川定一,石丸雄吉,の,月矣,月牟,月毛,ツキヲ,ツキモ,去,ユク,ユキ,佐伯梅友,離,サカリ,ハナレ,ワカレ,離居而,放居而,ハナレヰテ,サカリヰテ,サカル,サル,カル,放,サク,ハナツ,離小島,ハナレコジマ,ハナル,はなる,さかる,濱田敦(浜田敦),歌語 |
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論文要旨 |
天武天皇崩御時における持統天皇の御製と伝えられる巻2・161について、第一句「向南山」、第二句「陳」の訓の決定を行い、第三句「青雲」に関して、この語が中国文学の影響によっており、第二句の雲と同一のものと見るべきことを明らかにした。この「青雲」の理解によって、直下の「の」が主語につく助詞であることを導き、さらに、この「の」の理解と相呼応する第五句「月矣離而」の訓について検討を加え、その結果によって第四句「去」の訓をも決定する。また、歌中に見える二つの「離」の訓について、詳細な考察を行い、共にハナレと訓むべきことを究明した。以上の考察により、一首に解釈を施し、当該歌の文字の表記や語句には、従来の指摘にあるように中国文学の影響が認められるが、一首を貫く作意と声調とは、上代らしい姿を示しており、同作者の巻1・28と相通ずることを指摘した。"
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