万葉集主要論文所収歌句データベース(試作)


 論文タイトル
竹岡氏のD12127手折考をよみて
 論文サブタイトル

 単著/共著
単著
 論者名
真鍋次郎
 ふりがな
まなべじろう
 発行年月
1954/10
 発表雑誌名
萬葉
 特集タイトル

 発行所
萬葉学会
 発行番号
13
 掲載頁
7074
 巻番号

 対象歌番号

 対象歌句番号

 歌作者データ

 参考歌番号

 キーワード
竹岡正夫,D12127,北條忠雄,D14826,D31039,フサ
 論文要旨
竹岡正夫氏のD12127手折考において、D12127字を「フサは聚めそろへて束ねるといった如き意」と動詞的に用いられたとする説には従いがたい。D12127D14826共にD31039の仮借とする説文通訓定聲の説に賛同したいとし、D31039D14826の字について諸説をあげる。諸説における注句内の房が、ものの集合体としてのフサの意として用いられる一群と、室房の意に用いられる一群とに大別されることを指摘する。後者は出来上がった外形に重点をおいた言葉と解すべきであり、結局、前者と同じ様に国語のフサの意に理解されていたと論じる。D12127D14826を、名詞的副詞的に用いられたと考え、古来の諸注のように「フサに手折る」の意と解したいとする。"