万葉集主要論文所収歌句データベース(試作)


 論文タイトル
越の俗語あゆの風考
 論文サブタイトル

 単著/共著
単著
 論者名
三辺清一郎
 ふりがな
みなべせいいちろう
 発行年月
1955/1
 発表雑誌名
萬葉
 特集タイトル

 発行所
萬葉学会
 発行番号
14
 掲載頁
3744
 巻番号
17
 対象歌番号
4017
 対象歌句番号
4017-1
 歌作者データ
大伴家持
 参考歌番号
48, 352, 3993, 4006, 4018, 4035, 4093, 4213
 キーワード
あゆの風,東風,アイノカゼ,北東風,「あい」,みなと風
 論文要旨
4017番歌の「あゆの風」は、古来万葉集の編者の自註に従い、東風と解されてきた。しかし、「あゆの風」は、風向の統計などから北東風でなければならないとする。また、「あゆの風」は4018番に詠まれる「みなと風」(この地の海上より吹きくる風)でもあると指摘する。「あゆの風」は北東風であるにもかかわらず、それが、家持やその時代のこの土地の人々によって東風と考えられたのは、その風の吹きくる方向が日の出る方位とほぼ一致するからであると論ずる。"