万葉集主要論文所収歌句データベース(試作)


 論文タイトル
萬葉集講話(十四)
 論文サブタイトル

 単著/共著
単著
 論者名
沢瀉久孝(澤瀉久孝)
 ふりがな
おもだかひさたか
 発行年月
1955/7
 発表雑誌名
萬葉
 特集タイトル

 発行所
萬葉学会
 発行番号
16
 掲載頁
3336
 巻番号
2
 対象歌番号
203
 対象歌句番号

 歌作者データ
穂積皇子
 参考歌番号
468, 481, 687, 904, 928, 929, 1077, 1561, 1636, 1650, 1917, 1918, 1986, 2190, 2339, 3335, 3336, 3343, 3671
 キーワード
但馬皇女,冬日,遥かに望む,初瀬,あはになふりそ,あは,さは,安幡,吉隠,ヨナハリ,猪養の岡,塞なさまくに,塞為巻爾,セキニセマクニ,セキニナラマクニ,セキナラマクニ,寒有巻爾,塞,寒,為,有,セキニマセナクニ,サク,セク,に,と,成る,セキナサマクニ,塞なす
 論文要旨
巻2・203について、結句を中心に論じる。結句は、金沢本に「寒為巻爾」とある以外は、すべての諸本に「塞為巻爾」とあるが、誤写の順序としては「塞」から「寒」へというのが自然であり、金沢本もかな書きはセキニマセナクニとしていることから、「塞為巻爾」が原本の文字であったことを明確にした。また、訓について、歌意や字余りの問題を考慮した結果、古義の訓セキナサナクニが適当であることを指摘し、その解釈についても、古義の「塞を為むことなるにの意」に従うべきことを論証した。"