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巻番号 |
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対象歌番号 |
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対象歌句番号 |
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歌作者データ |
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参考歌番号 |
409, 730, 904, 1240, 3295, 3565, 4045, 4094, 4191, 4239, 4254, 4384, 記57, 記74, 記101, 記110, 紀78, 紀80, 宣命24詔28詔, 44詔, 48詔, 61詔 |
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キーワード |
代名詞,し,しが,人称代名詞,物主代名詞,反射代名詞,そ,それ,かれ,い,おれ,おのれ,しか |
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論文要旨 |
上代の文献にあらわれる代名詞「し」の全用例を検討すると、人称代名詞と物主代名詞の両用法にわたっていることがわかり、人をさす場合は積極的に敬意を払った人格待遇をあらわしていないことを確認した。また「それ」と「かれ」の関係をのべて、「し」が「それ」の一類として中称遠称両性を未分にもちつつ、敬意を欠く代用的人称代名詞に転用せられたとし、その遠称性が他称性としてあらわれることを確認した。さらに「い」「おれ」の関係から「し」「それ」の関係を推察し、「し」にも反射代名詞的な意味を含むものがあることを指摘して、「し」の複雑な未分化性を論じ、「し」に連関する類縁語を推定した。"
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