万葉集主要論文所収歌句データベース(試作)


 論文タイトル
叩々 ものおもへば
 論文サブタイトル

 単著/共著
単著
 論者名
小島憲之
 ふりがな
こじまのりゆき
 発行年月
1955/10
 発表雑誌名
萬葉
 特集タイトル
解釈特集号
 発行所
萬葉学会
 発行番号
17
 掲載頁
3335
 巻番号
8
 対象歌番号
1629
 対象歌句番号
1629-1,1629-10
 歌作者データ
大伴家持
 参考歌番号
2667
 キーワード
叩々,藤森朋夫,叮々,ネモコロニ,訓み,玉台新詠,拳々,殷勤,區々,玉台新詠箋註,廣韻,論語疏,類聚名義抄,新撰字鏡,シタシ,忝,鈴木虎雄,訓義辨證,懇々,龍龕手鏡,イタミイタミ,ツクヅクト,イカトイカト,坂上大嬢,池上禎造,惻隠,慇懃,懃懇,懃,タシダシニ,床打拂,イデオム化
 論文要旨
諸説にある「叩々」の訓みネモコロニを肯定し、そう訓める手順について、『玉台新詠』の「叩々」の用例、『類聚名義抄』『新撰字鏡』に見られる「シタシ」「忝」の意から考察を加える。また、紀州本の孤立異文「叮々」について、古本系の類従古集の「&M72140」が、「叩→叨→&M72140」の過程を経て行われた誤写であり、もとは仙覺本と同様に「叩」であったと思われることから、「叩々」の本文を取るべきことを論証する。さらに、「叩々」をネモコロニと訓むような特殊な訓みが相手に理解され得たのは、彼らの世界が閉ざされた世界であるが故、また韻文という語数の制約があるが故であること、「床打拂」の句が、もとは男女の「合ひ」に関係のある句であり、舶載書の知識がそのまま萬葉人の表現となって現れたことを論じる。"