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単著/共著 |
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対象歌番号 |
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歌作者データ |
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参考歌番号 |
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キーワード |
叩々,ネモコロニ,叮々,床打払,藤森朋夫,呉兆宜,程際盛,鈴木虎雄,王念孫,池上D24767造,繁欽,定情詩,張衡,同声歌,玉台新詠 |
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論文要旨 |
「叩々」の訓と、紀州本の孤立本文「叮々」はとるべきではないことについて考察する。「叩々」の用例は『玉台新詠』に見えて「拳々」「殷勤」「区々」等の句と対をなしており、『類聚名義抄』や『新撰字鏡』には「叩」に「シタシ」と「忝也」の意が見える。頭をたたく、頭を地にすりつける、ぬかづく等から「忝」やシタシが派生し、拳々や殷勤などと関係のある「叩々」が生れたのではないか。よって、叩々と懇々と同義とみて、ネモコロニと訓むべきである。また、「床打払」は男女の「合ひ」の前のわざである「洒掃清枕席」(『玉台新詠』)から得た表現であろう。書物から得た表現がイデオム化して歌人の世界に流行したのではなかろうか。"
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