論文タイトル |
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単著/共著 |
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論者名 |
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発行所 |
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掲載頁 |
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巻番号 |
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対象歌番号 |
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対象歌句番号 |
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歌作者データ |
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参考歌番号 |
32, 33, 40, 131, 159, 246, 274, 288, 1068, 1207, 1229, 1241, 1266, 1611, 1718, 2162, 2205, 2209, 2215, 2232, 3223, 3700, 4728 |
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キーワード |
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論文要旨 |
巻3・270は、第三句と結句の解釈に問題がある。結句については、助詞ニを表記する「ニ漕グ」の用例から、助詞ニが「に向かって」と目的地を示すことを指摘し、ニを詠み添えながら「沖に於いて漕ぐ」と解釈する多数の説を退け、「沖に向かって漕ぐ」の意であることを明らかにする。また、地名説、写実説、枕詞説と意見の分かれる第三句については、適当する海岸の地名が無いこと、普通名詞としての「山下」の用例が多数あることより地名説を、黒人歌において枕詞の見られないこと、万葉人の植物観より考察し、「山下が赤く光る」の意で枕詞の成立する可能性が、ごく薄いことから枕詞説を、それぞれ否定し、結句の新釈によって、3,4句と5句との間の矛盾が解消される写実説を採用すべきことを究明した。"
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