万葉集主要論文所収歌句データベース(試作)


 論文タイトル
服曽比猟
 論文サブタイトル

 単著/共著
単著
 論者名
佐藤喜代治
 ふりがな
さとうきよじ
 発行年月
1956/1
 発表雑誌名
萬葉
 特集タイトル

 発行所
萬葉学会
 発行番号
18
 掲載頁
2632
 巻番号
17
 対象歌番号
3921
 対象歌句番号
3921-4
 歌作者データ
大伴家持
 参考歌番号
3885
 キーワード
きそふ,かり,きそひがり,競,きほふ,薬狩,五月五日
 論文要旨
3971番歌の「服曽比猟」について、「きそふ」と「かり」をおのおの別の語であるか、あるいは「きそひがり」という成語であるか検討する。平安時代を通じて競の意味で「キソフ」が用いられることが殆どなかったことから、「服曽比」は「着襲ひ」の略音と見るべきで、その場合「着襲ひ、狩りする」と分けて読むべきと考える。次に、諸注釈では「服曽比猟」の「猟」が薬狩の意であると一致しているが、その薬狩の実態について、漢土の風習と比較しつつ論じる。"