万葉集主要論文所収歌句データベース(試作)


 論文タイトル
「語りつぎ言ひつぎゆかむ」
 論文サブタイトル

 単著/共著
単著
 論者名
大浜厳比古(大濱嚴比古)
 ふりがな
おおはまいつひこ
 発行年月
1956/4
 発表雑誌名
萬葉
 特集タイトル

 発行所
萬葉学会
 発行番号
19
 掲載頁
4850
 巻番号
3
 対象歌番号
317
 対象歌句番号
317-17,317-18,317-19
 歌作者データ
山部赤人
 参考歌番号

 キーワード

 論文要旨
口碑傳承、近藤眞次郎、口承歌 【論文要旨】 : 山部赤人作歌317番歌の「語りつぎ言ひつぎゆかむ不盡の高嶺は」の句は、時代的、世代的に縦のものとして受け取られ、「今の代から次の代へいついつまでも語りつぎ云ひつぎゆかむ」と解釈されている。それを正当な解釈としながらも、口碑伝承の一方法として、ボルネオ奥地の土人集落において行われているような、ある時(同時)、ある場所(同所)で、数人以上の人々が、あることがらを後世に正しく伝える為に、実際に語り継ぎ言い継いでゆくという方法も考え得ることを指摘した。"