論文タイトル |
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単著/共著 |
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掲載頁 |
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巻番号 |
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対象歌番号 |
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対象歌句番号 |
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歌作者データ |
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参考歌番号 |
41, 58, 104, 135, 195, 352, 781, 933, 1660, 1918, 1715, 1748, 1789, 2473, 2919, 3465, 4192, 4334, 続後拾遺960 |
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キーワード |
粟路,野島之前,結,D27248,吹返,藤井高尚,吉永登,加藤順三,佐伯梅友,中島光風,泉井久之助,使役 |
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論文要旨 |
「柿本朝臣人麻呂羈旅歌八首」の第三首目、巻3・251について、結句の解釈を中心に論じた。「風に吹きかへす」と類似する「風に散らす」の集中の用例の考察から、「浜風に吹きかへす」が「浜風の吹きかへすにまかす」という気持ちに近い意であることを論証し、また、当時「浜風の吹きかへすにまかす」というのに近い意味を表すには、「浜風に吹きかへさしむ」といっては言い過ぎであり、「浜風が吹きかへす」または「浜風に吹きかへる」といったのでは言い足らず、「浜風に吹きかへす」というより他なかったことを究明する。しかし、人麻呂がやむを得ずこの「かへす」を用いたと考えるべきではなく、この用語の意義を最大限に発揮させて、この名作の結句を生かすために用いていると考えるべきことを指摘した。"
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