万葉集主要論文所収歌句データベース(試作)


 論文タイトル
いくひさゝ考
 論文サブタイトル

 単著/共著
単著
 論者名
大坪併治
 ふりがな
おおつぼへいじ
 発行年月
1956/10
 発表雑誌名
萬葉
 特集タイトル

 発行所
萬葉学会
 発行番号
21
 掲載頁
2329
 巻番号
4
 対象歌番号
666, 2583
 対象歌句番号
666-2,2583-2
 歌作者データ
大伴坂上郎女
 参考歌番号
654,751,793,985,1555,1658,1807,2038,2124,2539,2840,2905,3627,3817,4360,紀15,古今18,拾遺744,古今六2553,玉葉2191,壬二1506
 キーワード
幾久毛,イクバク,ヒサ,イクヒサシク,イクヒササ,「久如」,岡田希雄,「久近」,ヒサヒサ>ヒササ
 論文要旨
「幾久毛」の訓について、従来の諸説を批判しつつ、訓を確定していく。まず、イクヒササという、ある時の長さを示す疑問名詞又は副詞を検証し、これが「幾久」の訓にあたるとし、イクヒササの語源については、イクヒサヒサの省略形であると考える。次に「幾久」に「毛」の加わったそれぞれの歌の訓について、666番歌は、イクヒササニモの古訓を認め、2583番歌については、イクヒササモという新訓を提案する。"