万葉集主要論文所収歌句データベース(試作)


 論文タイトル
鄙に目を向けた家持
 論文サブタイトル

 単著/共著
単著
 論者名
広岡義隆(廣岡義隆)
 ふりがな
ひろおかよしたか
 発行年月
1984/3
 発表雑誌名
三重大学人文学部文化学科研究紀要・人文論叢
 特集タイトル

 発行所
三重大学人文学部文化学科
 発行番号
1
 掲載頁
114
 巻番号
17
 対象歌番号
3957, 3962, 3969, 3978, 4017, 4021, 4023, 4024, 4026, 4093, 4101, 4113, 4159, 4213
 対象歌句番号

 歌作者データ
大伴家持
 参考歌番号
3983, 3984, 4016, 4082, 4117, 4121, 4139, 4154
 キーワード
みやび,ひなび,あまざかる,しなざかる,風土記,出挙巡行,みやび文化圏,ひなび文化圏,防人歌,東野治之
 論文要旨
大伴家持の青年期は雅意識が昂然と高まっていた時であった。そうした中で育った風流士(みやびを)家持は、二十九歳で越中守として下向し、鄙の風土に触れることとなる。この鄙体験が家持の雅意識を変え、その文学中に鄙の表現があらわれてくる。この雅意識の変質が新たな佳作を産み出し、防人歌採録の契機ともなってくるという論である。文学者の意識変革と文学の質を風土を介して考究した論考である。"