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巻番号 |
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対象歌番号 |
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対象歌句番号 |
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歌作者データ |
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参考歌番号 |
942, 1999, 3093, 4182, 紀3 |
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キーワード |
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論文要旨 |
「芽」、「目」または鳥のことを古代語で「メ」と言っていたことなど諸説提示されている巻12・3093番の歌の三句目「目乎安見」について論じる。まずこれは序詞としての一、二句目を受けるとする萬葉代匠記の説を認めた上で、この句自体の意味は「見ることがたやすいので」の意と解する。そう考えた上でこの三句目「目乎安見」の「目」とは編目・羅網の目のことを「め」一言で言い表したものとし、鳥類が羅網で捕獲されていた例を示した上で鳥にとっては「網の目の危険がないので」との意味で上二句と序詞的に関わるとする。結果、羅網が張られていないので小鳥達が安心して篠の上にやって来て鳴いている情景を背景として成立した修辞と結論付ける。"
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