論文タイトル |
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単著/共著 |
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巻番号 |
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対象歌番号 |
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対象歌句番号 |
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歌作者データ |
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参考歌番号 |
74, 392, 762, 953, 1119, 1916, 1936, 2383, 2528, 3745, 3854, 4051 |
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キーワード |
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論文要旨 |
上代の副詞「はた」について考える。まず定訓をみない巻11・2383番四句目「半手不忘」の訓について論じる。「はた」という語は端・縁・邊等と関連する語で、その原義的な意味が時間的、心理的に転用された結果、先行の事態の表現に対しそれに関連する他の事態が述べられる際に用いられるようになったと考えられる。そこで当該箇所を見ると「半」には「ハシ、ハタ」の訓があり、「手不忘」には「手忘」(392)に「たわすれ」との訓があり、「はたたわすれず」と訓すべきと説く。その上でこの語の意味用法は、逆接条件句を受けるものとそうでないものとに二分され、この時既に平安朝的な「であってもやはり」へと転成する傾向が見られると指摘する。"
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